ロンドンの大火について

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ロンドンで、高層マンションの

火災があり、残念なことに多くの死傷者が出ました。

私は、33歳の時2年間と46歳の時美術館学芸員研修のためロンドンに1年間住んでおりました。

46歳の時に住んでいた街のすぐ近くが今回の火事現場でした。

古い建物が多くある街でしたが、英国風の街並みが残っている印象があります。

今回の火事で

被害が拡がった原因の一つに外壁材に

燃えやすいアルミ合金製の外板が使用されていた

という報道がされています。

そこで今日は、

「難燃」と「防炎」というお話をしてみたいと思います。

「難燃」と「防炎」両者には違いがあります。

「難燃」は、

原料である高分子そのものを合成反応の段階から

燃えにくい性質にし、紡糸するもの。

「防炎」は、

それ自体燃えやすい繊維製品に、

難燃剤(なんねんざい)を付着させて

燃えにくくすることです。

主に綿やポリエステルなどを、織物にしてから

燃えにくくする場合に用いられます。

合成繊維に対する防炎加工は

染色時に、難燃剤を吸着させる方法が一般的です。

ここでは、

身近なカーテンを例に防炎のお話をしましょう。

日本では、消防法という法律

によって

高層建築物(高さ31メートルを超える建築物、

おおよそ11階以上)の居住者は、

防炎カーテンを使用することが義務化されています。

その建物の1階部分にお住まいでも義務です。

戸建てや、11階以下のマンションやアパートなどには、

取り付け義務というのはありませんが、

備えあれば憂いなしということで、

もしもの時を考えて付けておくと安心です。

火事などに見舞われた場合、自分自身を守るために、

防炎カーテンを身にまとい火の海の部屋の中を

駆け逃げるという芸当も可能になります。

防炎カーテンには、証明として

防炎ラベル

(消防庁認定の防炎認定マーク)が

貼付されているのでお使いのものを

一度確認して下さいね。

総務省消防庁が提示しているデータによると

防炎カーテンの耐用年数は7.2年です。

皆さんのお使いの防炎カーテンの

寿命を確認してください。

防炎カーテンと言えば、無地で

地味な色がほとんどでした。

ですが、今は、

技術開発が進んだこともあり、

おしゃれなデザインの防炎カーテンも増えました。

最近の防炎カーテンは、

ほとんどウォッシャブル対応となっています。

洗濯しても防炎性能は落ちないので

安心してお使い下さい。

防炎カーテンは、万が一火が燃え移ったとしても、

燃え広がりにくいですが、

全く燃えないわけではありませんので、

廃棄するときは燃えるごみに

出しても問題はありません。

自治体のルールをよく調べて破棄して下さいね。
そして、ついでに

今日は、天ぷら火災に

水はNGと言う、お話をしましょう。

もし、火事が起きたら、

自分たちで消火するなら、

出火から1~2分が限度です。

一般的には、出火から3分以内に

天井に火が燃え移り、

初期消火のレベルを超えてしまいます。

出火から一棟火災になるまで

約10分と言われています。

天井に火が燃え移ったら、

あっという間に火は燃え広がってしまいます。

今日は、

天ぷら火災の初期消火のお話をしましょう。

家の火事で一番多いのが天ぷら火災だそうです。

ですから、我が家では、一切、天ぷらは自宅では作りません。

天ぷらが食べたくなった時は、すべて、外食です。

しかし、どうしても自宅で天ぷらを揚げたいというご家庭もあると思います。

そこで、天ぷらを揚げるご家庭のために

必ず、知っておかなければならないお話をします。

もし、天ぷら火災が起きってしまったら、

絶対に水道水をかけてはだめです。

これは、常識ですから、よくご存知だと思いますが、

どうしていけないのか、お分かりですか?

ものが燃えるには、三条件が揃っていることが

必要なことはご存知だと思います。

1) 燃えるもの

2) 酸素

3) 高い温度

が揃ってこそ、ものが燃えます。

このうちの一つでも欠けると

ものは燃えませんね。

では、水をかけるのは、どれに該当するでしょうか?

温度を下げるためですね。

普通火災の時に水をかけるのは効果的ですが

天ぷら油が燃えているときに水をかけたら

大変なことになります。

水と油は、混ざらなくて油の温度が

水の沸点の100℃よりもずっと高いので、

燃えている油に水をかけると

水は油よりも重いので油の下に行こうとします。

でも、天ぷら油の温度が高いから、

油の下にもぐり込んだ瞬間に

水はすぐ水蒸気に変わってしまいます。

そうすると

体積がいきなり1000倍以上に膨張します。

いわゆる「水蒸気爆発」が起きます。

この水蒸気爆発で天ぷら油は

四方八方に飛び散ってしまいます。

その結果、炎がまき散らされてしまいます。

そうなると

台所中が火の海になってしまいます。

水は絶対かけず、一番いいのは

蓋をすること

もしくは

濡らして固く絞ったバスタオルを

鍋にかぶせることです。

勿論、消火器を使うのは効果的ですね。

「マヨネーズなどを投入すると消火できる」

などの方法は効果はないのでしないようにお願いします。

でもその前に一番大切なのは

大声で、周囲の人に知らせることですね。

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