大腸内視鏡検査に同行して

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こんにちは、中村です。

 

今日は

車椅子利用者の吉川いずみ様(お名前は若いですが69歳)が大腸内視鏡検査をするため

院内介助をしたお話です。

八千代市の施設に入所しているご婦人のご家族が所用のため院内介助が出来ず

私に同行介助して欲しいと施設からの依頼で受けた任務です。

作業内容をFAXで送信されていたので

作業手順に沿って

朝の8時半に施設へ到着

近隣の担当病院へ9時少し前に到着

病院で受付した後、担当係りと打ち合わせ処置室へ移動する

ここからが私の担当になり作業の開始となる

まずは一昨日から調整を開始していた内視鏡検査をするための腸内空っぽ作業ですね。

用意されていた「マグコロール」という腸内大便を溶かす粉末を1800mlの飲料水で溶かし、

100ccコップに6~7部注ぎ10分~15分間隔で飲ませる。

これを約2時間かけて繰り返し1800mlを飲み干させる。

途中、排便があったらトイレに連れ出し介助をするのが仕事のうちと指示される。

ところが、およそ3分1に達する頃になっても排便の様子がない。

難聴なので耳元で大声で「トイレは?」と尋ねても、ないという。

ついに1800の底が見えだした頃、溶水が入ったコップを差し出しても手で押さえて受け取ろうとしない、

「もう少しだからがんばろうね」を繰り返しても「いやだ、いらない」という。

お腹がいっぱいで入らないという。

それもそのはず、健康若者でもお腹から出しもしないで1800もの水分を一度に飲み干すなんて無理なこと。

でも、飲み干してもらわなければならない、その任務を伝えようとしたとき、

「トイレ、出る」が聞こえた。

急いで車椅子用トイレへ駆けつけたとき、履いていたズボンをおろすと同時に紙オムツの脇からはみ出し垂れていた。

便器の周囲まで汚したタレ便を清掃し、再び処置室へ連れ戻して残りの用水を揉ませると

間もなくして「トイレ」の声で、トイレに走る。

しかし、排便の形状を数個の画像から選び看護師に報告するよう指示されていたが、

まだまだほど遠いものでした。

看護師に飲み干したことと排便状況を報告すると、ベットがある処置室へ移動し浣腸を注入することになった。

私は廊下へ出され、下剤が入った腕の太さもある注入ポンプを見たとき、相手は馬ではないぞ!

と、口に出しそうだった。

時計は2時を回っていたが昼メシにする気もなれず我慢していたが、少し落ち着きを見せたので売店でパンかおにぎりでも買って口にしようと、彼女の枕元に非常ボタンを備え付けて部屋を出た。そうですね、その時間は10分も過ぎていないほどでしょうか。

部屋のドアを開けた途端、声を飲み込んだ。

なんと、ベットその周囲が排便の泥海になっていた。

三十巻の紙パンツもなんら役立たずだった。

ベルを押し看護師を呼び出したが、来てくれた介護師も驚くほどの仕事になった。

私が側にいたその後も2度の下剤を注入し、2度のトイレ介助をした頃、

排便はようやく水状態になったが、OKとなる淡黄水には程遠く、泥水色でしかなかった。

時間は検査予定の3時が2時間も過ぎようとする頃、看護師から検査開始の合図が出た。

患者は手術室へ移動すること約40分、無事終了を知らせる看護師の声。

そして、「悪性は無し・・・」の声で私はホッとした。

正直、これで帰れると思ったからです。

同時に、もしも悪性があった場合は手術入院となると伝えられていたからです。

やがて、点滴休息で1時間ほど過ぎた頃、終了の知らせがあり、

あとは彼女を施設へ無事送り届けるだけ、そう口に出そうだった。

にぎりご飯も口にすることができないほど激悪環境の一日が終わる、そう思ったかもしれない。

 

帰り道、私は、介護タクシー認可許可が降りるまで居宅訪問介護事業所に入り、介護介助の仕事をさせていただいたことに心から感謝したい、そんな気持ちだった。

その時の仕事が「身体介助」とするオムツ交換や入浴介助、特に裸にして身体を洗う拭く作業など、絶対に訓練した者でなければ今日の作業は出来なかった、そう思ったからです。

それも男性ではなく、いくら老人でも女性には違いない。

その女性の陰部を洗う、拭く動作は訓練なしでは無理な作業だからです。

垂れ流しの排便を処理したり、汚れた女体をベットに寄せて拭き取り作業は想像してもわかるように、現場に入ってから、「私は出来ません」では通りません。

介護福祉タクシーの仕事は、運転だけできれば良い仕事内容ではないことを自覚してもらわなければなりません。

いつも何度もある依頼内容ではないにしても

いかに普段から介護介助の訓練が必要か重要かを伝えるための記事だったと

理解していただくとありがたいのですが・・・

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